recturer and student

講師の指導がすっと気持ちに沁みる生徒と,講師のことばを反芻してやっと意味がわかる生徒がいます。

電卓

極限がわからなかったら具体的な数値で計算してみよう

writing hand

ふと気づいたことはノートの端にメモ。後で調べよう。

writing hand

えんぴつ止まる。講師が見てる。

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投稿者
アマゾン試し読みで英文法再訪 老講師を先生

はい,みなさん老講師を先生の英文法講座です。お待ちかねでしたでしょう。はい,第一回目なので誰も待っていませんね。私は学習塾で講師アルバイトをしている,「を」先生です。授業中に「ををを」を連発するのでいつの間にか生徒から「を先生」と呼ばれています。先生と言われるのはちょっと困ります。なぜなら自分が小学生の時に,つまらなさそうな仕事だなあ,絶対先生なんかにはならないぞ!と思っていたからです。しかし,何故か今では学習塾講師をやっています。まあ,わたしの人生がどんなだったとしても,そんなことは関係ありません。生徒さんの保護者様からお金をいただいて教えるからにはプロでなくてはなりません。日々精進しております。

 

前口上が長くなりました。英文法書のお話です。アマゾンサイトで試し読みができる書籍がありますよね。英文法書の中でも定番の,3つについて試し読みできる範囲を調べてみました。もちろん試し読みの範囲は大変限られていますが,文型のおさらいには意外と役立ちそうです。

 

①大西 泰斗 , ポール・マクベイ:「一億人の英文法 」

②川崎芳人,他:「総合英語Evergreen」

③綿貫 陽,他:「ロイヤル英文法―徹底例解」

 

それぞれの試し読みの範囲と内容を見てみましょう。

①大西 泰斗 , ポール・マクベイ:「一億人の英文法 」

受験には超絶(を講師が最近覚えた言葉)定番です。試し読みでは,32ページの後半まで参照できます。「本書の特徴・使い方」,目次,それに第0章(章番号に自然数ではない0が出てくるのは違和感を感じるなあ。理系としては)がほとんど読めます。この章では,英語で話すための必須英文法次項は(A)基本文型,(B)修飾方向,(c)配置転換,(D)時表現の4つだけである,と解説している。目次を見ると,英文法の知識がこれらの分類に分けられて配置されているのがわかる。著者の考え方にぴしっと嵌ってわき見せずに読み通せる頭脳を持っている人には文法知識の整理ができて大変いいのではないかと思う。そのような生徒さんは迷わず買いましょう。を講師はアタマが悪いので,すぐ寄り道をしてしまいます。したがって,著者が進めているように10日間で本書を読み切ることはできそうもありません。しかし,受験生はこのくらいの勢いで学習する必要があることも認めます。がんばれ受験生。

 

②川崎芳人,他:「総合英語Evergreen」

試し読みなし。受験用定番Forestの後継本ですので,中身見たいですね。教室にあるこの本をぱらぱらと見たところでは,調べたいところをパッと開いて,即理解できる人向けです。やはりを講師にはあまり向いていない。正直言って,この本が向いている頭の回転のよい人がうらやましい。

 

③綿貫 陽,他:「ロイヤル英文法―徹底例解」

試し読みは,「はしがき」,「本書の構成」,目次があり,第1章の以下の範囲を読める。

 

第1節 文の構成

§ 1文,§2 主部と述部の構成,§3 主語,§4 述語動詞,§5 目的語,§6 補語,§7 文の要素と修飾語

 

第2節 文型

§8 基本5文型,§9 第1文型,§10 第2文型,§11 第3文型,§12 第4文型,§13 第5文型,第14 特殊な文型

 

第3節 品詞

§15 8分詞とその機能,§16 品詞と語形変化

 

副詞的目的格の説明が試し読みで読めるのは副詞的目的格好きとしてはうれしい。それはさておき,本書の試し読みで,文型の学習ができるのはなかなかの発見である(を講師評)。講師が講義前に文法の復習をさらっとするのに便利だと思う。教室に向かう途中の電車の中でもスマホで読めるからね。はしがきを読むと,綿貫氏の方針として,できる限り標準英語について解説するということを目指しているようだ。試験問題を解くための手法を解説するのではなく,生き物のように変化する英語をできるかぎり文法という枠組みの中で解説しようとしているようです。このような教授法は一見窮屈な考え方のようだが,しっかり理解することができれば,実は応用の効く理解方法だと私は思います。

 

まとめ

今回は代表的な3つの英文法書について,アマゾンで試し読みができるかどうか,どこまで読めるのかを調べました。本記事が英文法の勉強に役立つとは思えないが,参考書選びのためのいち講師の感想だと思って参考にしてもらえたらうれしいです。

 

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