recturer and student

講師の指導がすっと気持ちに沁みる生徒と,講師のことばを反芻してやっと意味がわかる生徒がいます。

電卓

極限がわからなかったら具体的な数値で計算してみよう

writing hand

ふと気づいたことはノートの端にメモ。後で調べよう。

writing hand

えんぴつ止まる。講師が見てる。

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投稿者
花こ

 

塾長に向いている人とはどんな人材であろうか。キャリアコンサルタントであり,大学受験を控えた高校三年生の息子をもつ母として,いかなる人材を求めるのか考えてみた。

 

保護者が塾に求めること。

保護者とは,ある意味出資者である。志望校に入学させるため,我が子に投資するのである。それを叶えるために尽力することで,「お月謝」を支払っていただけるのだ。では,保護者がどんな塾に行かせたいかを考えてみた。第一に成績アップさせることができる塾である。そしてできれば,生徒の学習習慣や学習意欲を高めてくれる塾ならなおありがたい。逆に,成績が上がらない,成績が下がるなんてことはもっての外。詐欺に遭ったような感覚すら覚えるであろう。「入塾前の説明会での話と違うじゃないか!」ということだ。保護者のミッションを叶えることが一番の仕事だと言える。

 

「塾長」とはどんな仕事か。

学習塾の運営である。講師や生徒をまとめ,生徒や保護者の希望を忖度し叶えること。同時進行で新たな生徒の獲得をし,塾の安定的な経営をしていく必要がある。そして受験方法や傾向など,必要な情報をいつも最新に更新し収集すること。その上で対策方法を考え講師と共有することで,保護者が求める塾になると考える。第一,保護者もある程度の受験情報はもっていると考えるのが妥当である。質問されて真面に答えられない塾など,入塾の対象とはならない。保護者の信頼を得ることが必須であり、それが塾の運営をする際の肝となるのである。即ち、生徒の前に保護者がいることを想定し対策する必要がある。そのため,保護者から見て魅力ある塾であるという趣旨のプレゼン能力が,求められる仕事だと言える。

さて,具体的にどんな仕事があるのか。まず講師をまとめる業務とはどんな仕事か。講師といっても色々いる。プロの講師もいれば,学生のアルバイト講師もいる。それぞれ年齢も立場も違う人材をどう扱うのかが大切である。その辺りを理解した上でのシフト作成や、役割分担を考える必要がある。つまり,人を見る力が求められるのである。また,塾を発展させるためには教室の多店舗経営をしていく必要があり,そのために新たな教室の塾長を育てる必要がある。成長できる要素のある人材を発掘し,育成するのも大切な仕事である。そこで求められるスキルとは,「人を信頼し任せる勇気」であると私は考える。なぜなら,今担当している自身の仕事を手放さない限り,さらなる発展につながるマネージメントの仕事をする余裕が生まれないからである。このスキルは、塾長に限らず経営者に求められる能力であり,周りを巻き込む力をもつことが「塾長の仕事」に必要不可欠である。被雇用教室長であるか,オーナー教室長であるかによらず,この点は重要である。日々の教室運営をしっかり行うことはもちろん一番大切なことであるが,立ち止まり,自分自身のキャリア形成に関して自分が今どの位置にいて,これからのキャリア形成にどのような学習や経験が必要なのかを考えてみる時間もぜひ持ってほしい。

 

今後,キャリアコンサルタントから見たキャリアとしての塾長の仕事,また,保護者からの学習塾に対する視線などについてさらに(具体的になるところもあるだろうし,考え方の話になることもあるだろうが)記してみたいと思う。

 

キャリアコンサルタント 花こ

 

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